こぴーぬ反町ルーム

　みなさま、はじめまして。　

　平成24年4月から、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業として始まった放課後等デイサービスは、横浜市では最初10件弱から始まった施設数が、この2年半で128件まで増えました（2015年10月現在）。法改正により、発達障害や精神障害の利用もできるようになって利用者枠が増えた半面、重症心身障がい児を受け入れている放課後等デイサービス施設は、まだまだ少ないのが現状です。

　娘が生まれる以前、私はフルタイムで看護師として病院勤務をしていました。現在、娘は、特別支援学校在籍中の11歳です。肢体不自由があり、移動は車椅子が必要です。私が復職するためには、娘を預かってくれる施設が必要でしたが、探してみて娘のような重症心身障がい児が利用できる施設の数が、あまりにも少ないことに気づきました。そして調べているうちに、成人してからの重身障がい者の利用施設も同様に、絶対数が少ないことが分かり、愕然としました。

　娘が大人になったあと（自分(親)がいなくなっても）安心して生活できる場所はあるのだろうかという不安で一杯のなか、必死で対応策を見つけようとしました。そんな不安を無くしたい一心で、たくさんの情報を調べる毎日を送るうちに、「娘の居場所がないなら、安全で安心できる場所を自分が作ればいい。」という答えに辿り着きました。

　そして、時間はかかりましたが、0から始めた夢の第一歩、重症心身障がいのお子さんの利用が可能な放課後等デイサービス「こぴーぬ」を、ようやく立ち上げることが出来ました。途中何度も障害にぶつかり、そのたび挫折しそうになりながらも、たくさんの方々のご協力とご支援のおかげでここまでくることが出来ました。支えていただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

　ここでは子どもたち一人一人が主役です。子どもたちが、「ここに来ると楽しい」「ここに来ると気分が落ち着くよ」「ここに来ると大好きな人がいる」といった気持ちになるように、そして、お子さんを見守る保護者の皆様に「こぴーぬを選んでよかった」と安心感を与えられるように、スタッフ全員子どもたちの心が温まる支援を行なっていきます。

株式会社ケセラセラ　代表取締役　

平間　愉佳季